2014年06月30日

私家版小説の書き方梗概


今回は作業工程の全体像の話をします。今回は梗概ということでまたつっこんだ話は別にやる。ていうかノートに数ページにわたる膨大な下書きができたのでわけたほうがいいわこれってなった。

ちなみに昔喋ったやつは以下です。
2011年(ザ・インタビューズ)
2012年(Ask.fm)
まあ基本的には変わってない気もする。
  1. ネタを拾い集める
  2. ネタを整理する
  3. プロットを立てる
  4. 本文
  5. 改稿
  6. 校正
いまはこんな感じ。キャラメイクと資料集めは1以前にやるか1と同時にやるか3のあとやるかですかね、これはちょっとべつに分けましょう。次回とかに喋ります。

1.ネタを拾い集める
小説の本文断片、シーン、エピソード、テーマ、ストーリーなどをぽろぽろと出していって拾い集めて行く。たとえば、いま、色々な迅嵐botというのをやっているんですけど(ちなみに「どこまでフンワリ匂わせるか」がテーマの腐向けbotです)、こんな感じで、とにかく思いつくことをどんどん、ぽろぽろぽろぽろとこぼれているやつをひとつひとつ拾ってメモしておく。これはたぶんみんなやってると思う。とくに二次創作をやってるみんなは息をするようにゴンゴンやってると思う。
うまくできない場合は、別のアプローチから(テーマからネタを起こすとか、資料からネタを拾うとか、キャラクターをまず作ってからエピソードを起こしていくとか)やっていきましょう。この話はまたこんど。
迅嵐botにネタを投げていると、「テーマ」「エピソード」「シーン」を全部「ネタ出し」の過程で出していることがわかる。140文字の制限があるのでbotにはぶっこんでいませんが、100字〜200字くらいの小説断片というのもけっこう書きつけています。

適当なノートを用意してどんなネタでも違う話でも気にせず一冊に書きこんじゃうのが一番簡単だと思うけど、情報カード使うか、evernoteなりほかのメモアプリなりにがんがん放り込んでいくか、あるいはTwitterに書いてもいいけど探すのめんどくならないように気をつけて〜。あとネタを人目に晒すと満足してしまう人は目に付かないところにメモするように気をつけて〜。



2.ネタを整理する
シーンとエピソードは違うし、エピソードとストーリーは違うし、ストーリーはプロットのことではありません。まずこの違いを説明します。
シーンは情景自体、エピソードは「誰が何をしてどうなった」というワンブロックの出来事です。つまりシーンの集合がエピソードです。
そしてエピソードの集合がストーリーであり、それらのエピソードをストーリーたらしめるのがテーマです。
えーと色々で言うと

おいツイートの挿入をアドレスから指定できねえのかよ進化の仕方間違ってるだろ

……たとえばこれがシーンでこれがエピソードです。これを関連させると、「おそろいのインナーソールをいれた靴を履いた二人が夜空を見上げる話」が発生します。これだけだと更にエピソードが発生しただけですが、ここにテーマを入れると、「いつも一緒にいるわけではないふたりが、時々一緒に遊んでいて、夜になっても一緒にいて、別々の場所に帰るけど、それは目に見えているほどには遠くはないし、彼らの靴には同じインナーソールが入っている」くらいの話になって、これがストーリーです。

エピソードがエビで、
ストーリーがエビチリで、
プロットはエビチリの調理方法です。いや料理はなんでもいいけど。
そしてテーマは「辛くてぷりぷりしておいしいやつ」になるわけです。辛くてぷりぷりしたおいしいエビチリを作るために、上手にクライマックスを配置したり、重要な台詞を重要な場所に置いたり、伏線を配したりするわけです。テーマは高尚なものである必要はなく、「俺の嫁Aちゃんが超エロい」とかでべつに全然いい。

というわけで、書き留めた中から「テーマ」「ストーリー」に相当する部分を拾い集める。
「テーマ」に相当する部分というのは、色々で言うとこれとかこれとかこれとかこれとか。抽象的なやつ。
ストーリーの全体像というとこれとかこれとか。もっさりあるやつ。
で、それを並べておく。

あとの残りの部分は「エピソード」か「シーン」のはずなので、それらの関連するものをまとめたあと、時系列順に並べる。

これで整理されたので、テーマやストーリーを眺めて、このテーマで、このストーリーで、このエピソード群を使って小説を書こう、といった感じで決定する。まあでも整理しなくてもだいたい「このネタだ!いける!!」ってなる。

プロットに入る前にしっかりネタを貯めておくとプロットで詰まらないで済むし、しっかり整理をしておくとぜんぜん関係ないネタとネタを関連させようとして苦しまなくて済む。

ちなみに色々にはまだ流れてないのも含め今のところ「玉狛エピソード群(電器機器、スマートフォン、眼鏡、マグカップ、そら豆)」と「さそりの火エピソード群」がそろそろストーリーとして成り立ってきているかなという感じで、嵐山隊エピソード郡や風間エピソード郡はまだちょっといまいちですね。あと大学関係もちらほらあるんだけどまだエピソード郡というほどではないな。増やそう。



3.プロットを立てる
ストーリーの大枠が固まったらプロットを立てます。
今のところプロットはこういうのを使っています。6分割(というか4分割+プロローグとエピローグ)。
  1. 世界観や人物の説明
  2. 事件
  3. 事件への反応
  4. 事件の深刻化(あるいは事件から派生した新たな事件)
  5. 事件に対する対処(ここがクライマックス)
  6. その後どうなったか
要するに「事件が起こってそれでどうしたか」ということを書く。それだけ意識しておけばそれで十分。

世界観や人物の説明というのはスペックを並べろという話ではなく、主人公が現れる、主人公はどんな人物かを表すエピソード、主人公を取り巻く環境を表すエピソード、といった感じで「だれが、どこで、どんなふうにしているところからお話が始まるのか」ということを書く。
たとえば「ウンニャラ高校に通うAは同級生のBが好き」をここで書く。

事件というのは別に人が死んだりものが盗まれたりとかいうことである必要はなく、BL小説であれば「AとBが恋に落ちるに至る出来事」が事件ですし、もっと簡単に「AがBに話しかける」でも良い。
「Bを見ているとドキドキが止まらないAに、そうとは知らず消しゴムを貸してくれと頼むB」とか。

次に事件への対応、「びっくりしながらBに消しゴムを貸すA」。

事件の深刻化「Bに消しゴムを貸したので、消しゴムがなくて困るA」。

事件に対する対処「消しゴムがなくて困ったAは、Bに、消しゴムちょっと返してくれる、と言う。返してもらった消しゴムを、Aは半分に切って片方を渡し、わたしながら、おそろいだな」と言う。笑うB」。

その後、二人は時々会話を交わすようになりました。

みたいな感じです。いまこれ適当に考えながら作ったお話ですが、テーマは「距離を縮める」みたいな感じですかね。


ちなみに、こういうちょっとしたプロットをエピソードとして扱って、更に集合させていって、もっと大きな話を形成することも可能です。



4.本文
まあプロットができていればあとはひたすら書くだけです。むしろここで問題になるのはモチベーション管理とかの方だと思う。それはまたそのうち。



5.改稿
初稿は本人にしか意味が分からなかったり伏線が拾いきれていなかったりするので、誰かに読んでもらうか、寝かせておいて未来の自分に読ませるかしたほうが安全。同人屋の原稿を叩いてくれる人はだれもいないのでどうにかして誰かに読ませるとか自分の心を殺して読み返すとかどうにかしましょう。そういうときのためにな……締切一週間前にはな……原稿をな……。
ちなみに原稿投げられたらわたしは一応読めますが自ジャンルだと地雷のことがあるのでジャンル違う人のしか読まないぞ(知らないジャンルの方が読めるけど設定上のウンニャラは判らんぞ)。どうしても困ったらご相談ください。



6.校正
大嫌いだ。死にたい。誤字脱字があっても死なねーよ次行こうぜ次。でも本になって刷り上がったやつに誤字脱字あると本当に死にたいからがんばるね……。



以上です。細かいところはまた細かく喋ります。
posted by かなむら at 16:08| 広島 🌁| (二次)創作お役立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夢という牢獄 寿嶺二とジェイ・ギャツビー(欲望noteその1)

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まあ字が汚いとかはともかくとして(わたしの字が汚いのは小説を殴り書きするために最適化したからであって汚くて何の支障もないしあと字は整ってないくらいのほうがコンテンツとしては優秀だと思ってるしいいんだよ)、万年筆ブロガーは万年筆で書いた筆跡をがんがんブログに上げるのでああいうのヤリタイナと思って写真撮ってみたわけなんですが、なにしろわたしのあいぽんが3GSなのであまりにも役に立たないカメラすぎてレタッチ必須で結局あまり万年筆の筆跡晒しとして役に立たないということになる。
ちなみにこれはパイロットエラボーにパイロットブルーブラックです。Amazonで買って昨日届いたのではしゃいでいろいろ書き散らかしています。とても楽しい。

で、この文章は『グレート・ギャツビー』の最終行です。

日記に「寿嶺二とジェイ・ギャツビー」というテーマでいろいろなことを書いているので、一回エントリにまとめておくかと思ったものの、軽率に書くと各方面からつっこまれそうだし、でも勢いで書いちゃわないとブログエントリなんか永遠に書かないだろ、と思うので書いてしまう。なんかこれ違うなと思ったら今度また書き直します。
いまこの記事を溺愛テンプテーションエンドレスリピートにして書いています。気が狂いそうです。一時期溺テンを聞いたらすぐ号泣していましたが、最近無限に聞いていたら治りました。でも気が狂いそうにはなる。
ちなみにですね、溺テンというのは昭和歌謡昭和歌謡とさんざん言われておりまして、読んでいただけばわかるとおりまあ凄い歌詞ですし、マラカスは振ってるし、失笑必至という歌なんですけど一度キマってしまうと真顔で「シャニソン(※シャイニング事務所の楽曲)最高傑作です」と口走るようになるしわたしは一時期これを聞くたびに号泣していました。

寿嶺二は『うたの☆プリンスさまっ♪』といういわゆる乙女ゲーム(ヒロインがルート分岐でいろんな男子と恋に落ちるゲーム)(ギャルゲの女子版、どっちが先なのかは知らない)のキャラクターですが、初出にあたるうたプリdebutのほうはまだセシルルートしかやっていません。うたプリは体力がいるから体調が良くて何もかも忘れたい投げやりな気分が揃わないとできない。
ジェイ・ギャツビーはフィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』の主人公というか、主人公でいいんだよね?ニックは語り手であって主人公じゃないよね?アメリカ文学の最高峰の一つとして数えられる名作です。



あのね、うたプリAS嶺二ルートと、溺テンは、グレート・ギャツビーだと思うんですね。
わたしわりとすぐ「グレート・ギャツビーじゃねえか!!」っていうんですけど(ほかによく言うのは『トーマの心臓』『風と木の歌』「君の銀の庭」)、嶺二はもうほんとに完全にジェイ・ギャツビーだと思うんですよね。『ロング・グッドバイ』のテリーや『ホテル・ニューハンプシャー』のお父さんや『ダンス・ダンス・ダンス』の五反田くんがジェイなのと同じように。

グレート・ギャツビーというのは、「過去愛し合った女を取り戻すために栄光をつかみ、そして彼女を手に入れる日を夢見て、彼女の住む家のすぐそばで大掛かりなパーティーを行いながら、彼女がいつかパーティーにやってくるのを夢見ている男」の話です。ジェイは彼女と再会を果たし、まだ曇らぬ愛がそこにあることを確認しますが、物語は悲劇的な結末を迎えます。
わたしこの話に完全に捕まっていて(たぶんそういう人は多いんだと思うんだけど)、ジェイがこの結末(美しいけどとても悲しい結末)から逃れてサバイブする方法をずっと考えているんだと思う、たぶん。
そしてジェイは湾を隔てた向こう側にある彼女の家に灯る光に向かって手を伸ばし、それを求め続けている。決して得られない/けれどきっと得られるその美しい夢を追い求めている。「絶え間なく過去へと押し戻されながらも」、常に指先に光る夢を求め続けている。



で、嶺二ルートですけど、「かつて親友だった男は精神の危機に瀕した時嶺二に救いを求めたが、嶺二は彼を救うことができなかった。親友は海で失踪した(嶺二の胸中に入水自殺の連想が発生することは想像に難くない)。嶺二は彼を救うことができなかったことに深く傷つきながら無為に生き続け、若手作曲家との出会いによって、生きる意味を取り戻す」という内容です。

そういう話であるという前提を踏まえて絶テンの歌詞を読むと、(これは作中の文脈では一応、若手作曲家への恋情を歌っているという設定のはずなんですが)、これは親友のために書かれた詞だとしか思えないんですよ。
如月愛音(親友)のために書かれた歌詞だとしか思えないんですよ!「十年間忘れられなくても、十一年目に忘れられるかもしれない」というものすごい痛切な台詞を(番組で視聴者の相談に対して)吐いたくせに、いいかげん嶺二にとっての愛音だって十年超えてんのに(失踪からは十年経ってないかもしれないが)、あいつのなかでまだ如月愛音、終わってないんですよ!!!! 「月を海辺に浮かべて迎えに行く」のは「愛は音楽」だからなんですよ! 愛は音楽というのはあいつの親友の名前なんですよ!!!!

嶺二はアイドルで、しかも天性のアイドルでありアイドルであることがアイデンティティのすべてである男で、生きるすべてをアイドルとして生きていて、他人に対して全力の夢を演じることが彼の天分であり天職で、嶺二の仕事は彼のファンであるすべての人間を救うことだったはずなんです。にもかかわらず嶺二は愛音を救うことができなかった。世界中のみんなの心を幸せにするために生きたくて、生きて、それなのに、親友の心ひとつを救うことができなかった。
そういう男が書く歌詞が、「永遠に離さない 溺愛テンプテーション」なんですよ。
あのとき手を離さなかったら、救えたかもしれない親友を、いまだ取り戻せない男が、「君と僕は運命の糸で結ばれている」ですよ。

運命の糸なんかないんだよ。おまえは愛音を救えなかったんだ。そしてそれはそれだけのことなんだ。愛音は勝手に潰れたんだ。よくあることだ。おまえのせいじゃない。おまえには世界を救う力なんてない。ただのアイドルなんだ。誰がお前に夢を見るとしても、おまえがみんなの夢じゃなきゃいけない理由なんてないんだ。
でも嶺二はこれを歌わざるを得ないんだよなと思う。
嶺二はみんなの夢になりたかった。そしていま嶺二は、如月愛音が消えたからこそ、如月愛音をあの日救えたかもしれない自分自身のために、歌い続けなくてはならない。「午前零時の鐘が鳴ったって今夜は返さない」、「リードしてあげる」。海に消えた愛音を迎えに行くための、嶺二のたったひとつの武器が、アイドルの輝きを失わないで輝き続けることだった。

デイジーがやってくる日を夢見てパーティーを開き続けるジェイと一緒じゃないか。アイドルであり続けることであの日の愛音を救おうとしている。ほかのどんな方法ももはや嶺二は見つけられない。嶺二にとってアイドルであるということは、誰かを救うということだった、ずっとそうで、そして嶺二は自分がアイドルであること以外なにも信じられなかった。
夢という牢獄に住むことを嶺二は選んだ。輝かしい偶像であり続けることを。たとえ嶺二自身の苦しみや悲しみがだれに伝わることがないとしても、嶺二はそれを選んだ。海に沈んだ親友を迎えに行くために、月を海辺に浮かべることを選んだ。

そういう前提で恋愛エンドのホテルのこと思い出すともうな……。
つめたい雨の降る海辺から、ホテルのスイートルームに、愛した人を連れ出すというのは、嶺二の夢見たアイドルの在り方そのものじゃないかと思うし、そしてそれを嶺二が本当にしてやりたかったのは、誰だよと。海で親友が消える前に、そこに現れて大丈夫だよと言って、手を引いて、温かい明るい美しい場所に連れて行って、君を愛していると言うことが、嶺二があの時できなかったことが、あそこにあるんだよ……。
嶺二がヒロインを愛しているのはたしかにもちろんそれはそうなんだけど、同時にそれは如月愛音に対する愛で、というか愛音を失ってから嶺二は、もしも愛を抱くことがあったとしたらそれは同時に如月愛音を愛することになるんだと思う。だれをどう愛したとしても、その愛のどこかに、如月愛音への愛を含ませずにはいられないだろうと思う。

 ギャツビーは緑の灯火を信じていた。年を追うごとに我々の前からどんどん遠のいていく、陶酔に満ちた未来を。それはあのとき我々の手からすり抜けていった。でもまだ大丈夫。明日はもっと速く走ろう。両腕をもっと先まで差し出そう。……そうすればある晴れた朝に――
(村上春樹訳『グレート・ギャツビー』)

しんどい。でもそのしんどい人生を彼らは望んで選ぶのである。
彼らの生は滑稽です。夢の人格を演じることではなにも手に入らないのに、夢の人格を演じ続けずにはいられない。いまここにある生を生きればいいのに、過去を取り戻すという未来のために生きずにはいられない。それでもやはり彼らの生は崇高です。
そしてわたしはまた泣く。

わたしもまた、ジェイ・ギャツビーの同類だということです。





3月にいろいろあって、具体的には「ヘラヘラ笑って素直で明るい(そして頭の悪い)娘を演じつづけること」が臨界点突破して、深夜に親とド喧嘩して家を飛び出してネカフェまで5時間歩くという暴挙に出たんですけど、なにしろ深夜でこわいので延々と思いつく限りの歌を歌っていたんですが、溺テンを歌ったとたんすごい勢いで号泣して蹲って吐いて、まあ神経が昂ぶっていたというのはあるんですけどあのときはじめてなんか、いろいろなことが、切実に、理解できたと思う。


「欲しいものを手に入れる」ってことは「なりたい自分になる」ってことで、「なりたい自分になる」ってことは「キャラクターを捏造する」っていうことなんです。それを逆に考えていくと、「欲しいものを手に入れるためには、欲しいものを手に入れられるような自分を演じ続けなくてはならない」ということになる。

そして、「欲しいものを手に入れる」ことによってしか、満たされることができない人間がいる。

満たされるというのは世界と触れ合うということだと思っています。欲望とは「世界と触れ合いたいと願うということ」だと思う。性欲がそうであるように、食欲がそうであるように、足りないから求める、満たされたいから求める。さびしいから求める。さびしさは、世界と触れ合えていないから生まれる。
でも、おなかがすいていないのに何かを食べたって、それは本当は空腹ではないから、満たされることはない。自殺志願者が「あなたが救ってくれればわたしは死なないで済む」と言ったって、それは彼の問題であって、彼の問題が克服されなければ、わたしがなにをしても彼が満たされることは決してないのと同じように。

満たされるということは消費そのものによって起こるのではなく、消費という行為、または消費によって生み出される行為によって起こる。
もしくは、「自分が満たされる基準を見つけ出す」ために、消費は行われなくてはならない。


滑稽な演技を続けなくてはならない理由はそこにある。
わたしは世界と触れ合うために(いっそ、セックスするために、と言ってもいい)、道化役者を続けなくてはならないし、消費を繰り返さなくてはならない。それこそが、自分自身を救うたったひとつの方法である。





ところでaskの小説技法をちゃんと書き直そうとしていて、最初のエントリを1/3しか書けてないまま疲れて昨日は投げた。今日はこれを書いたからもう疲れた。道のりは遠い。
posted by かなむら at 06:44| 広島 ☀| 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

アマチュアBL作家が小説作法の話をするよ!

askで小説技法の話題をいっぱい書いていて、いいかげんまとめろよという話があるので、それをぼちぼちやります。毎日書いていったらaskに上がってる分いつか片付くのではないかとは思うんだけど膨大にあるのでわりと遠い目をしている。
目的としては、「軽率に二次創作が書けて俺の推しCPを盛り上げたい!」を焦点に置いて喋っていますが、オリジナル書く方でも軽率とかそんなんじゃねえんだよ!!!!!人生かけてんだよ!!!!!!という方でもお役に立てれば嬉しいです。


まずはじめに、かなむら式小説作法の方向性はこうです。

料理をしたことがない人間が、まずレシピを読む。はじめてでもよくわかって、そのとおりに作ればとりあえずなんとかなるはずのレシピを読む。そして作ったあとで、何かが違うなと思う。何かが違うと思ったら、何が違うのか考える。そして自分に最適なレシピを探してみる。

みたいな感じで、「はじめてでもよくわかる、具体的で役に立つ小説技法」を考えたいし、「実践したらどうなったからどうしたらいいか」にも対応していきたいと思っています。
質問は常時受け付けております。今のところaskの質問フォームを活用してますのでお気軽にご相談ください。メールフォーム置くとかするかどうかはまたそのうち考える。
ネタが増えるとありがたいので「今なう原稿が壁にぶち当たりましたがどうしましょう」とかどんどんどうぞ。その日のうちに確認するかどうかはわからんけど。



次に書いている人間のスペックですが、20年くらいアマチュアで小説を書いていて、15年くらい二次創作をやっていて、5年くらい二次創作BLをやっています。最近は割合BLを書いている率が高いのでアマチュアBL作家という呼称がなんとなく良いような気がするけどべつにBLしか書かないわけでもBLに対して特別ものすごく思い入れがあるわけでもないです。
小説の出来に関しては、まあまずくもないけどやばいほど上手いわけでもない。書くペースは早いほう。短編連作群像劇が十八番です。
ラブコメが書けないコンプレックスを患っている。薄暗い話ほどすらすら書ける。

まあその程度の人間ですが、ただ執拗に考え続けたり、同じ訓練を何年も続けたりするほうで、かつ説明がわりと上手いので、役に立つ話もできるかもしれないくらいの感じです。小説を書き始めた10歳くらいから14歳くらいまで小説の書き出しだけを延々と書き続けたりしたし、プロットが苦手だったから数ヶ月にわたってプロットを毎日一日一本立てたりしたよ。

「近所のオバサン」「長屋のご隠居」「古寺の和尚」それくらいのノリです。人生経験の話をしたり、聞かれたことにがんばって答えたりするよ。役に立ったり立たなかったりするかもしれない。聞いたことは自分の中で消化して、自分の好きな塩加減をみつけてください。



あとプロット立てろ至上主義的な話しかできないので、プロットなしで書いたほうが適正あるなと思う人はあまり役に立てないと思います。
プロットを立てないほうがいい人の例
  • カフェインやアルコールなどのドーピングをキメた勢いでストーリーを発生させて書き上げる人
  • 予定のある旅行は落ち着かないのでなにもかも自由にやりたい人
  • 脳内にあらすじを大事にしまっておかないと、少しでも外に出すと、モチベーションがガン下がる人
ほかにもいると思うけど。



そんな感じです。素人がドヤ顔してんじゃねえよと言いたい気持ちはわからんでもないがわたくしに絡んでないで君も君の小説技法をまとめて発信すると君に近いやり方をしている人の役に立つと思う(そういう人が来るのではないかという予測)。
posted by かなむら at 09:15| 広島 🌁| (二次)創作お役立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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